猫からのお便り
藤橋から来た可愛い仔たち
ブサカワ祭りと銘打ちましたが、
やっぱりブサイクだけではねぇ、
という方のために。
可愛い仔だって入ってますよ。
この仔たちは藤橋から来ました。
あるおうちにママ猫だけが来ていたのが
ある日から仔猫を連れてくるようになりました。
この寒空でかわいそうだという事で
保護依頼があったのですが、
こちらが忙しくて出向けないうちに、
そのおうちの人が捕獲機をお貸ししたら
保護してくれたのです。
その方は捕獲機の使い方を知らなかったのですが
仔猫のためにと頑張っていただきました。
こんな風にボランティアではない方が
協力していただけると
私たちもとても助かるし
なにより物事がとてもスムーズに運ぶのです。
そのおうちの方に感謝です。
そんな感じで5匹可愛い仔たちがきたのですが
まずは2匹ご紹介。
茶白ちゃんは男の子でとても人懐こい積極的な仔。
サビの女の子はちょっとおしとやかで優しいタイプ。
どちらもとってもいい仔です。
暮れは風邪をひいて目がおかしかったのですが
それもすっかりきれいに治りました.
食欲旺盛でごはんアピールも大きな声で
元気元気です。
新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
昨年私たちは、
TNR(野良猫を捕獲[Trap]して
動物病院で避妊去勢手術[Neuter]をし、
また元の場所に戻す[Return])活動や
里親会で譲渡した猫を含め、
200匹以上の猫に避妊去勢手術をしました。
当会の搬送要員は毎週土日や祝日は
フル稼働で動物病院に通い、
平日は預かっている猫のお世話、
保護依頼やTNR依頼のご相談を受けたりと
365日猫漬けの日々でした。
正直私たちのような少数のスタッフの
ボランティアサークルとしては過剰すぎる活動内容で、
スタッフ一人ひとりの負担は、それは大変なものでした。
それでも、こうして年をあらためて振り返ってみると
やってよかったという想いしかありません。
200匹の手術をしたということは、
200匹の命を救けたということ。
里親さんがみつかって、おうちの子になった仔猫はもちろん、
TNRして元の場所に戻した成猫だって、
その町で地域猫として生きていけるのです。
どんなに動物嫌いの方だって
本心から野良猫なんて殺してしまえなんて
思っている方はいないのです。
ただ綺麗に手入れされているお庭を荒らされたり、
生ごみを食いちらかされたり、
そういう事が嫌なだけなのです。
野良猫も避妊去勢手術をして
これ以上増えない、ごはんもどこかのおうちがあげている、
この近所の猫として皆さんと共生させてあげてください。
と説明すれば
わかっていただける方が大多数なのですから。
昨年はたくさんの猫にかかわりましたが
それと同じくらいたくさんの方々にお会いしました。
それはベテランのエサやりさんだったり、
まったく猫を飼ったことがない若い方など
様々でした。
皆さんに野良猫への接し方や、
仔猫の飼い方をお教えする事で
こちらが勉強になったこともたくさんありました。
感謝しております。
まだまだ未熟な私たちですが、
本年も精一杯活動をしていきますので
皆様応援のほど
よろしくおねがいいたします。
NEKOZATO里親会
スタッフ一同
ルルちゃんロロちゃん
そろそろ寒くなってきたある晩
長淵のおうちに行ってみると
お庭にケージが出ており
その中にルルちゃんたちが居ました。
ケージはダンボールで覆われていましたが
いかんせん外ですので
いかにも寒そうです。
近所で野良猫に餌をあげていた家が
急にそれを放棄してしまったので
もらっていた猫たちがいろいろなところに
散ってしまったようです。
ルルたちもそこでもらっていた親子だったみたいなのですが
長淵のおうちに寄りつくようになり
仔猫たちだけでもということで
ケージに入れて面倒見てくれていたのでした。
おうちの方も
家で猫をすでに飼っており
室内には入れられません。
これから冬を迎えるのにどうしよう
ということで、里親会にお話があったのでした。
保護していただいた長淵のおうちには
感謝のお礼と、これからもママ猫は面倒をよろしくとお願いして
ルルちゃんロロちゃんは里親会のメンバーになったのでした。
おっとりさんのルルちゃん
ルルちゃんは最初から完全に人馴れしていて
おっとり、マイペース。
男の子なのに女の子のような可愛さです。
すっかり他の仔との暮らしに溶け込んでいます。
慎重派のロロちゃん
ロロちゃんもおっとりしているのですが
少し慎重派で、最初は怖がってケージの中にいました。
今はすっかり馴れて元気に走り回っています。
2匹ともお人形のように可愛く、人気の茶白と茶トラ柄。
ぜひぜひ、会いに来てください。
幸せの青い鳥 [チルの命・最終回]
11月17日 2.4
11月20日 3.0
11月22日 1.8
11月24日 1.4
11月27日 1.2
11月29日 1.0
チルの血液検査におけるT-BILの値です。
参考正常値が0.1から0.4までとなっていますので
まだまだ高いですが、手術の日が20日でしたので
術後、劇的に下がったとはいえます。
「黄疸もだいぶ退いてきたので今後は通院、
投薬に切り替えましょう。」
先生のお許しが出たので
12日ぶりにチルはNEKOZATOに帰ってきました。
久しぶりに家に帰ってきたチルは早速の抱っこ攻撃。
入院前も軽かった体がさらに軽くなっていました。
まだまだ一日1錠の投薬と
週に2回は通院して
点滴を打たなければなりません。
でも、頑張ったよ。美味しいものをいっぱい食べて
早く元気になってください。
先生に言われました。
「入院、手術が何日か遅くなっていたら、
助からなかったかもしれません。
実際、迷われて、時期を逃して
命を失ってしまう子もいっぱいいるのです。
よくあそこで決断なさいました。」
…そんな事ないのです。
やはり、迷いはありました。
でも、皆様にこの欄でお願いしたら
早くからとても多くの反響があり、
あたたかいお声をいただいて
決断できたのです。
抱っこされてご満悦
本当に、本当にありがとうございます。
皆様の多大なるお心遣い、ご支援がなかったら
今回チルを助けることはできませんでした。
皆様の祈り、暖かいお気持ちが結晶となって
NEKOZATOに青い鳥を飛んでこさせたのです。
チルの青い鳥…
今は頭の上を舞っているか、肩にチョコンと乗っています。
チルの鳥かごにいつ入るのか、
それは良い里親さんと巡り会って
本当におうちの子になる時。
その時が「チルの青い鳥」のお話の終わりです。
なるべく早くそのご報告ができる日が来ることを
願っています。