猫からのお便り
奥多摩のチビたま
青梅市のお隣、奥多摩町。
今まではあまり地域猫問題に関心がなかったようですが
行政の担当の方が代わり、少しずつ意識も変わってきたようです。
あいにく奥多摩には猫のボランティア団体が無く、
東京都の「オリンピックまでに殺処分0」の指標に向けて
青梅の私たちでも協力できることがあれば、と
去年からご相談を受けて話を進めていたのでした。
奥多摩で生まれたわんぱく坊主「チビたま」は
そんな経緯からNEKOZATOにやってきました。
キジトラのちびっこですが
よく食べる、よく鳴く、よく遊ぶ。
本当に人懐こくていい子。
まさにザ・仔猫という感じ。
どこの里親様宅に行ってもうまくやっていけそう。
今週の里親会から
皆様のお越しをお待ちしております。
そして…
チビたまが持ってきてくれた折角のご縁。
こちらも大切に育んでいきたいものです。
奥多摩の皆様と一緒に
活動できる日がくればいいなと思います。
もこもこ王子
坂の途中にあるお家。
2階が玄関で、1階にお勝手口がある
ちょっと面白い造りです。
ある日黒猫のお母さんが仔猫を連れてくるようになりました。
お母さんはもともとこのお家の外猫の常連だったそうですが
仔猫はこのまま野良にするのは可愛そう、
とNEKOZATOに連絡が入ったのです。
このお家にはすでにワンちゃんがいて、
そのワンちゃんも虐待されて飼われていたのを
保護したのだとか。
とても動物愛護に理解のあるお家で
NEKOZATOも喜んで協力させていただきました。
仔猫はよく見ると毛がふさふさ。
これからどのくらい長くなるかはわかりませんが長毛系。
もこもこのモコちゃんです。
写真では鼻や口の周りが汚いですが
これは人の子の泥汚れみたいなもので
すぐにきれいになります。
すっかり人馴れもして元気一杯の
モコちゃん王子。
ぜひ里親会に会いに来てください。
シロクロクロシロ
畑中のおじいさんが保護してくれた
5匹の兄弟姉妹。
今週元気に里親会にやってきました。
お母さんは真っ黒なのですが
仔猫は見事に白黒。
おとうさんが一緒なのでしょうか。
写真は5匹全部は無理でした
女の子3に男の子2だそうですが、
まだどれがどれだか見分けがつきません。
一匹一匹捕まえてみればわかるのですが
5匹並んでいても認識できてない状態です。
5匹います。どれがどれだかわかりませんが
健康状態は至って良好。
いいうんちをしています。
目やにがまだつきっぱなしでただれている子もいますが
これもタケと同じでふき取っていけばすぐに治ります。
5匹いるんです。たぶん。
人馴れはもうちょっとですが、
無理やりすればだっこもできるし
このぐらいの仔はあっという間に
馴れていくものです。
白黒でもいろいろ模様があって
みんな個性的。
少ししたらすごく可愛くなりそうな仔もいますので
会いにきてください。
ガクとタケ
ガクちゃん・2ヶ月
御岳からやって来た、二匹の男の兄弟。
岳の文字の音読みと訓読みでガクとタケと付けました。
どちらもキジトラで、黒っぽいのがガク。
縞が薄めで、顔がちょっと長いのがタケです。
保護してくれた方の話だと、
お母さんが見つからない、二匹だけでチョロチョロしていたそうです。
人馴れ猫馴れバッチリで、健康状態も良好。
タケが目ヤニをしばらく取ってなかったので
目ヤニ焼けなるもので周りがちょっとただれてますが、獣医さん曰く
目ヤニを取っていってあげればすぐに治ります。という事です。
タケちゃん・2ヶ月 どちらもしっぽはジャパニーズボブテール
そんな2匹は、
ものすごい暴れん坊。
毎日ドタバタ家中を走り回って、なにを見ても興味深々。
あらゆる場所に顔を突っ込みます。
昨日は冷蔵庫の冷凍室、ウチのは一番下に引き出しタイプで付いているのですが、
それを開けたら裏側に入り込んで、閉めても閉まらない。
途中までは閉まるのに最後10センチぐらい閉まらない。
おかしいなあ、何か引っかかっているのかなあ、
と手を入れてみると、仔猫が…。
ギャー挟んじゃったとケガしてないか確認しましたら
本人ケロっとどこもなんともない様子。
仔猫の入り込み問題は本当に注意。
全く油断も隙もありません。
そんなことで里親会にはアッという間にデビュー。
今週から参加いたします。
みなさん会いに来てください。
猫の避難訓練
今回の大阪北部の地震、
関東に住む私たちも、対岸の火事ではなく
日頃の備えをしっかりとしておくに越したことはないでしょう。
以外と忘れがちなのがペットの避難問題。
福島の原発の時には町ぐるみで避難という事だったので
取り残されたペットが沢山いたそうですが、
そこまで大きな災害ではなくとも
2〜3日家を出て、避難所に待機するような事態は
昨今の情勢では充分起こりえる事になりました。
最近では人間だけではなくペットの避難にも配慮している自治体も
ちらほら出てきているみたいですが、
まだまだ人間最優先の構図は仕方がない事。
しかも猫の場合は人の大勢いる避難所などは
ストレスが溜まって逆になかなか大変なのです。
一番良いのは自家用車。
キャリーケースで車まで運んで
中にトイレと水を置いておけば2〜3日なら大丈夫です。
飼い主さんがいっしょに寝泊まりできたら尚良いと思います。
そのためにも猫をキャリーに慣れさせておかなければなりません。
キャリーを医者に行く時だけしか使わないでいると
「アレに入ると怖い所に連れて行かれる。」
と猫に思われてしまい、キャリーを見るだけで逃げ出すようになってしまいます。
時々キャリーの中で食事をさせたり、遊んだりして
寛げる空間だと認識させてあげてください。
いざという時にサッと入れて一緒に避難できるように。
(車への移動は脱走の恐れがありますので無理には行なわないでください。)
縁があって里親さんになっていただいた方も
猫はもう立派な家族の一員です。
大事な家族を守るために、日頃からの備えを心がけてあげてください。