猫からのお便り
幸せの青い鳥 [チルの命・最終回]
11月17日 2.4
11月20日 3.0
11月22日 1.8
11月24日 1.4
11月27日 1.2
11月29日 1.0
チルの血液検査におけるT-BILの値です。
参考正常値が0.1から0.4までとなっていますので
まだまだ高いですが、手術の日が20日でしたので
術後、劇的に下がったとはいえます。
「黄疸もだいぶ退いてきたので今後は通院、
投薬に切り替えましょう。」
先生のお許しが出たので
12日ぶりにチルはNEKOZATOに帰ってきました。
久しぶりに家に帰ってきたチルは早速の抱っこ攻撃。
入院前も軽かった体がさらに軽くなっていました。
まだまだ一日1錠の投薬と
週に2回は通院して
点滴を打たなければなりません。
でも、頑張ったよ。美味しいものをいっぱい食べて
早く元気になってください。
先生に言われました。
「入院、手術が何日か遅くなっていたら、
助からなかったかもしれません。
実際、迷われて、時期を逃して
命を失ってしまう子もいっぱいいるのです。
よくあそこで決断なさいました。」
…そんな事ないのです。
やはり、迷いはありました。
でも、皆様にこの欄でお願いしたら
早くからとても多くの反響があり、
あたたかいお声をいただいて
決断できたのです。
抱っこされてご満悦
本当に、本当にありがとうございます。
皆様の多大なるお心遣い、ご支援がなかったら
今回チルを助けることはできませんでした。
皆様の祈り、暖かいお気持ちが結晶となって
NEKOZATOに青い鳥を飛んでこさせたのです。
チルの青い鳥…
今は頭の上を舞っているか、肩にチョコンと乗っています。
チルの鳥かごにいつ入るのか、
それは良い里親さんと巡り会って
本当におうちの子になる時。
その時が「チルの青い鳥」のお話の終わりです。
なるべく早くそのご報告ができる日が来ることを
願っています。
希望の星 [チルの命・3]
「チルちゃんの手術は無事終わりました。
閉塞を開きバイパスを通しましたので
これで胆汁は流れていくと思います。」
獣医さんからお電話がきて
ほっと一安心してから2日が経ちました。
手術中は何度か血圧が低くなり
やはり危険な状態での手術だったので
かなり綱渡りだったようです。
夕べお見舞いに行くと
「今朝は食欲が出る注射をして食べさせましたが
さっきは自分で食べましたよ。少しですが。」
ごはんは食べられるようになったようです。
でもまだ黄疸は退いていないので
24時間点滴を続けて経過を観察しなければいけません。
先生、スタッフの方々のご苦労に頭が下がります。
病室でのチルは意外にも元気そうで
いつものようにニャーと鳴けず「ヒャーヒャー」いいながら
出迎えてくれました。
後ろ足は点滴のチューブを刺して
ガムテープでぐるぐる巻いてあります。
バンザイもできるということなので
手術の跡を見せてもらうと
大きなミミズのような縫い跡が…
お腹の半分近くを占めているその傷が
手術の過酷さを物語っています。
それでも「もう大丈夫」とでもいいたげなチルは
エリザベスカラーをつけた顔を精一杯近づけて
「抱っこー」とせがんでくれました。
退院は「黄疸が引いて、体力が回復するまで」
まだいつになるかわかりません。
でもチルなら頑張ってくれる、きっと元気で帰ってきてくれる。
またすぐに来るからと約束して
病室を後にしました。
抱きかかえれば両腕にすっぽり収まってしまう
そんな小さな体に
逆に勇気や希望をもらってしまう、
命ってすごいな、
生きるってやっぱり尊い事なんだな。
外に出ると真っ暗で
星もみえません。
でもこの宙のどこかに
希望の星は必ず存在していて
いつかチルのもとに光を投げかけてくれる…
なぜかそう確信した寒い夜でした。
深い森へ [チルの命・2]
チルを入院させました。
お金のめどはまだ経っていないけど…
座して死を待つわけにはいかないのです。
朝一番で病院に持っていくと、すぐに詳細な精密検査。
エコー検査の結果を見なければわからないけど
先生は胆管閉塞を疑っているようです。
「黄疸が出ています。原因としてはガンも考えられるのですが
まだ若いので胆管が詰まって胆汁がうまく流れていないんだと思います。」
胆管閉塞であれば手術をして閉塞を取り除かなければならないそう。
手術をするにせよ、まずは弱っているので体力を回復させましょう。
とのことで、お預けして帰ってきました。
頑張って!チル!
……そして今、獣医さんからお電話が。
「やはり胆管が詰まっています。体力回復よりすぐに手術をしたいのですが。」
かなり危険な状態なんだそうです。
手術をしなければ、まず助からないだろう…
手術をしても、体力が持つか…
手術をしてもらう事にしました。
チルに、頑張ってもらうしかありません。
というわけで、今、チルは一人で戦っています。
深い深い森の中へ、分け入っています。
チルの青い鳥を探して…
私たちは森の外で見守るしか、祈るしかありません。
朝、診察室でチルとお別れをする時に、
いつもは鳴き声を出さないで鳴くチルが
その時は「ニャー」と、はっきり鳴いたのです。一度だけ。
それは、「おいていかないで」のニャーなのか
「頑張るから心配しないで」のニャーなのか……
外では灰色の低い空から、冷たい雫がポツリ、ポツリと落ちてきていました。
今一度、ご支援のお願いをいたします。
皆様のお力添えで、なんとか助けていただけませんでしょうか。
お気持ちでかまいません。
[お振込先]
ゆうちょ銀行 記号10310 番号69247001 いのちを考える会・青梅
[金融機関からゆうちょ銀行へのお振込み]
店名〇三八(ゼロサンハチ) 店番038
普通預金 口座番号6924700 いのちを考える会・青梅
チルの命(緊急)
チルという女の子がNEKOZATOにいます。
チルちゃんは両目が白内障で
うちに来た時もちょっと大きくなりすぎていたので
里親さん探しは難しいのかなと。
里親会には一応毎週参加しているのですが
お味噌扱いで、フリーで好きなようにさせていました。
それでもとても人懐っこく、誰彼構わず「抱っこ!」とせがむので
ご来場された方にはとても人気が高く
いわゆるマスコットのような存在だったのです。
そんなチルちゃんが病気になってしまいました。
以前から風邪気味で、ぐしゅぐしゅしていたのですが
ここ2~3日ごはんを食べられなくなり
チュールだけでもと無理やり食べさせても吐いてしまいます。
風邪がひどくなっちゃったな、なんにも食べられないし
点滴打ってもらわなきゃと
病院に連れて行ったら、
「体温がだいぶ低い。重症です。
あなたが考えているより余程悪いです。」
と言われて吃驚仰天!
青ざめてしまいました。
それからは血液検査をしてもらい
「肝臓のT-BILの数値がひどく高い、膵炎などが疑われます。
これは家庭内で投薬や通院などですむ状態ではありません。
緊急入院して24時間治療しなければ助かりません。」
と言われ、
少なくとも入院は1週間はかかるだろうと。
もし入院するとなると1日の入院費、治療費で大きいお札が1枚。
2週間とすると14枚はかかってしまいます。
とてもいちボランティアが賄える金額ではありません。
かといって将来チルが元気になり、里親さんの元へ行けたとしても
請求できる限度を超えています…
考え込む私に先生が
「お気持ちはわかります。保護猫ですからね。かけられるお金には限りがあると思います。」
と仰ってくださいました…
野良猫の一生は短いです。
仔猫で生まれた時から淘汰が始まり、栄養不足や害獣にやられたりと
生き延びて大きくなる事が奇跡といえます。
そんな奇跡を何度も重ねて繋いだ命。
チルの命…
ここでその灯を消したくはありません。
皆様のお力添えで、なんとか助けていただけませんでしょうか。
お気持ちでかまいませんので、ご支援をしていただけると助かります。
[お振込先]
ゆうちょ銀行 記号10310 番号69247001 いのちを考える会・青梅
[金融機関からゆうちょ銀行へのお振込み]
店名〇三八(ゼロサンハチ) 店番038
普通預金 口座番号6924700 いのちを考える会・青梅
「青い鳥」からとった名前、チル。
その希望を、チルの青い鳥を、探させてやってください。
ツキジさんちの妹
ツキジさんちの3兄妹
長男が茶白、次男が黒白、一番下が女の子でやっぱり茶白。
この妹もとっても馴れています。
この写真の時は里親会に出るためにケージに入ってもらってますが
普段はフリーの状態で
みんなと遊びまわっています。
愁いを帯びた美少女、ってところ
やはり男兄弟と違ってひとまわり小柄で、華奢な感じ。
性格はおしとやかで、優しい、女の子っぽいです。
ちょっと臆病なところもあるかな。
この仔達、最初来た時にケージに兄妹3匹入っていたんですが
ごはんを大皿に3匹分まとめて出すと、
お兄ちゃんは、まず妹に食べさせて自分はそれを見守っているのです。
妹が満足すると、お兄ちゃんたちが食べだすという。
ああ、なんという兄妹愛。
火垂るの墓のようですね。
単にケージが狭くて3匹同時には食べられないだけかもしれませんが。
とにかくツキジさんちの3兄妹はどの仔も可愛いので
里親会に会いに来ていただけると嬉しいです。
(次男はフリーで遊びまわっていて今回の撮影に応じていただけませんでした。
里親会には参加していますので実際にご覧になってください。)